7MHz CW 20W ブースター・キット BS-720 (Model Num. TG-23120015)
- 新スプリアス規格準拠
- 定格出力 20W (定格電源電圧 12V)
- 低消費電流 12V 2.3A 出力20W
- 高効率E級プッシュプルアンプ採用
- 入力電力 0.5W ~ 2W
- 入力周波数範囲 7000kHz~7200kHz
- キャリアコントロール式送受信切換で制御線不要
- メカニカルリレーレス・フルブレークイン対応
- 本キットはCW専用です。SSB・AM・FT8などのデジタルモードには使えません。
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キットの概要
TGeS LAB では 7MHz 1W CW の QRP トランシーバーに接続し、出力を20ワットにアップするパワーブースターを開発しました。
E級プッシュプルアンプなので低消費電流。 電源 12V 2.3Aで送信出力20Wを達成する省エネ設計です。(動作電源電圧範囲 9V ~ 14.5V)
(本キットはCW専用です。SSB・AM・デジタルモードには使えません)
送信・受信の切換はキャリアコントロール方式なので、入力に1ワットの CW 信号を入力するだけで送信状態となり送受信切換の制御線は不要です。FT-817 や IC-705 などを使用する場合も本体から制御線を取出す必要はありません。
また、送受信切換回路は、リレーレスのダイオードクランプ方式を採用しています。
これは TGeS LAB のユニークな回路方式で、高速に応答するためフルブレークイン動作も可能です。
弊社の 7MHz QRP CW トランシーバ・キット TG-40 に接続すれば、フルブレークイン機能はそのままに、20ワットの QRO 機として使用いただけます。
TG-40 よりさらに小さい BS-720 の基板
(左 TG-40, 右 BS-720)
タカチのアルミケース YM-130 に組み込めば、非常にコンパクトなブースターアンプに仕上がります。
タカチのアルミケース YM-130 に実装した例
(FT-817 に接続中。 送受切換信号は不要です)
(キットにケース・ビニール線・コネクタ・DCジャック・基板スペーサは付属しません)
タカチのアルミケース YM-250 を使用すれば、TG-40 ・ TG-40用液晶表示器とともに組み込むことができます。
タカチのアルミケース YM-250 に実装した例
(左側の基板が BS-720 )
(キットにケース・ビニール線・基板スペーサ・スピーカは付属しません)
本キットは、平成17年12月施行の新スプリアス規格に準拠していますので、JARD で保証認定を受けることができます。
仕様:
| 規格値 | 備考 |
送受信周波数 | 7000 kHz ~ 7200 kHz | |
送信モード | CW (A1A) | 振幅変調、周波数変調、デジタルモード不可 |
入力電力 | 0.5W~2W (標準入力 1W) | |
入力端子VSWR | 1.3 以下 | |
適合アンテナインピーダンス | 50 Ω (VSWR 2.0 以下) | |
送信出力 | 16W以上 (定格出力 20W) | DC 12V、入力電力1W時 |
キャリア連続送信時間 | 1分以内 | |
不要発射 | 帯域外領域 -40dBc 以下 | 平成17年12月施行 新スプリアス規格準拠 |
スプリアス領域 -50dBc 以下 | (入力信号も新スプリアス規格準拠であること) |
定格電源電圧 | DC 12V | |
動作電源電圧範囲 | DC 9V ~ 14.5V | |
電源消費電流 | 受信25mA(typ.) 送信2.3A(typ.) | DC 12V 時 |
受信30mA(typ.) 送信3.0A(typ.) | DC 14.5V 時 |
技術解説
パワー素子について
E級プッシュプルアンプの動作解説など(外部サイトが開きます)
入力特性・出力特性・効率などの測定結果
不要発射(スプリアス)
送受信切換回路・受信プリアンプ